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33. 神嘗祭

  10月15日夜10時、前夜から館にこもって身心を清めた神職さんたちが祭主を先頭に、足許を照らすほのかな明かりをたよりに暗闇の中を祭場へ進んで行く。暗い森にザックザックという浅沓の音だけが深く静かに、響き渡る。伊勢神宮最大のまつり、神嘗祭(かんなめさい)の始まりだ。 天照大神が孫のニニギノ命を地上に送られたとき、三種の神器に添えて高天原で育てた稲の籾種を託した。その籾種はやがて地上で芽生え、こ...

24. 伊勢神宮の博物館

   伊勢神宮の博物館は内宮に近い丘の上にある。徴古館(ちょうこかん)という神宮らしい名前がつけられているが、建物はご覧の通りで、ベルサイユ宮殿を模したという前庭が広がっている。東京・迎賓館と同じ宮廷建築家が設計したもので、明治の終わり頃に神宮の歴史と文化を伝える博物館として奉納されたが空襲で大きな被害を受けてしまい、戦後に改築、増築された。 賑わうのは「神宮の刀展」のときくらいで、いつもは...

21. 宇治橋渡り始め

   宇治橋が20年ぶりに新しくなった。陽光を浴びて光り輝く橋からは檜のよい匂いが漂ってくる。欄干はつるつる、すべすべ。赤ん坊の肌か、はたまたしっとりと色っぽいオネーサンの柔肌のよう(多分)。あまりの心地よさに大人も子供も欄干に手を置いたまま新しい橋を渡っていく。 渡り初めは11月3日に行われた。当日は神主さんや全国から招かれた三世代家族らによる渡始式をはじめ、数々の奉祝行事がぎっしりだとい...

14. ご遷宮の費用

    宇治橋も完成へ向けて着々と 2009年6月1日、晴れ渡った爽やかな朝、定額給付金1万2千円也を封筒に入れて伊勢神宮内宮へ。神楽殿のご遷宮造営資金の受付で奉賛金としてお渡しした。前日に姉に話すと、「いつもお世話になっていながら、たったのそれだけ?あんたってケチね」と褒めるどころかケチ呼ばわり。それもそうだと我が財布の金を足すことも考えたが、ご利益の配分に神さんのお手間をとらせては申し訳...

13. 神宮を撮る

伊勢に来る前に小さなデジタルカメラを買った。田舎ぐらしの退屈しのぎに程度だったが、なんのなんのこれがたいした優れモノ。散歩に同伴すると道端の雑草は美しい画像に収めてくれるし、肩にとまったトンボもリアルに再現。柿の木を剪定するじいちゃんを撮って干し柿をもらったり、川沿いを散歩するばあちゃんに「写真屋さん?」と聞かれたり、工事現場にくねくね伸びる赤いホースの撮影に苦心をしていると何を撮っているのかと道...

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プロフィール

mimosusor

Author:mimosusor
伊勢に生まれながら小さいときから都会大好き。中学校を終えると、ひとりで大阪の学校へ進み、その後は東京で就職。しかし、日本最大の都会にも物足らず、世界の大都会ニューヨークへ。あぁ、ここぞ探していたわが棲み処、もう動くまいと感涙にむせびながら腰を下ろしてから十余年。

仕事で一時帰国していたとき帰郷したのが事の始まりというか終わりというか、「ニューヨークへ帰るの、やめた。伊勢に住む!」となりにけり。

そのわけ?なんたって伊勢神宮ですよ。何十年ぶりかで訪れた伊勢神宮をひとめ見るや打ちのめされてしまったのです。なにが、なにに、なにしたのか。その顛末はブログをどうぞ。

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