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3. 神宮を、掃く

 
<夏の朝> 

7-CIMG8516.jpg 伊勢神宮の内宮さんの朝。日の出と共に散水車がやってきて、ご本殿へつながる広くて高い石段を上から下まで朝のシャワー。それが終わると、長い竹箒を手にした掃除おじさんが登場。石段のてっぺんから、優しく丁寧に一段ずつ掃き清めていく。その箒さばきの鮮やかなこと。 石段の端や窪みにはさまった落葉も長い箒の先でシャシャッと掃き出す。これは結構、腰に応えるのでは。

「慣れればそれほどでも。それより、みなさんが参拝にこられる前に終わらせなあかん、そう思うと気が急いて、それがちょっとキツイです」と、神宮掃除歴十年というおじさん。

この神さんへの道、何段あるのか数えたのに記憶が定かでないが30段ちょっとくらいか。そう高くはないのだが幅が広いので掃除名人といえども大変だ。やっと最後の段を掃き終えるのを見届ると、こっちまでホッと安心。

「ありがとうございました」とお礼を言って、「それでは」と恐縮しながら、洗い清められた石段に足をかけた途端、 「真ん中は神さんの通る道です。端を歩いて下さい」。 スミマセン…

13-CIMG8534.jpg

 

   
 
<夏の終わり> 

外宮さんの掃除に蚊取り線香は必携

12-CIMG9498.jpg

 夏の終わり、伊勢神宮の外宮さんでは蚊取り線香を腰にぶら下げて掃除していた。 おやっ?と足を止めた途端にやぶ蚊がぶ~ん。内宮さんで蚊取り線香をつけて掃除しているのは見ませんが? 「外宮さんは街中にあるので蚊に悩まされますが、山にある内宮さんの悩みはヒルですわ」

内宮さんの木からは、ばらばらとヒルが落ちてくると聞いてびっくり。ホントかなと調べてみたら神宮内宮は三重県のヤマビル(山蛭)繁殖地のひとつとされていた。 内宮さんで訊いてみると、「そうです、こんな大きいのもいますよ」と30センチ長くらいを示されて、またまたびっくり。夜に山から下りてくる鹿についてくることが多いそうだ。



<秋深まりて>

伊勢神宮の参道に、落ち葉やまず

12-CIMG1411_edited-1.jpg


伊勢神宮の秋は落葉がいっぱい。掃除もさぞや大変かと思いきや、「枯れ葉はそれほどでもありません。かさはあるけど軽いのでラクです」と意外なご返事。
「大変なのは春にマキやクスノキの若葉が出てくるとき。落ちてくる古葉がまだ生きていて油も残っているので、重たいんです」。

秋の厄介者は、「これですわ」と足許のスギ枝をひょい。「このギザギザが玉砂利の間に入りこんだり、箒の先にからみついてくるんですわ」。知らぬ間にズボンの裾についていた枝が腿まで上ってきたりもするとか。それだけ掃除人さんの動作が激しいという証拠だ。

7-CIMG1434.jpg 
伊勢神宮の広くて大きい神苑の掃除のやり方は長い竹箒で掃く、というより葉を飛ばして集めていく。下が玉砂利なので、腰を軸にして大きく反った箒の枝先で掃き飛ばしていくほうが効率的なのだろうが、そのため反復動作も激しくなる。

大きな竹箒は使い勝手がいいように各自が手作りしているそうだ。ヒノキの柄も竹の枝も各人お好みで長さや反りを決める。柄が長くて枝先がしっかり反った箒は強力だが腰に負担がかかる。逆に柄が短く枝の反りが少ないと、腰には楽だが掃く力が弱いので何度も行ったり来たりせねばならない。どちらを取るかはお好み次第というわけだ。

念のため箒を持たせてもらったが、私の背よりも高く、ずしりと重い竹箒は掃こうとしても容易には動いてくれない。 この手製の竹箒、5日ほどで枝先が無くなって用済みとなる。雨の日は竹枝の先の消耗が激しく、一日で使えなくなるそうだ。

伊勢神宮の掃除人は内宮で5人、外宮で3人。大祭の前などには臨時で2,3人が加わるという。その半分は女性だとか。気をつけて見ていると、あまり目立たないところでひっそりと落ち葉を集めていた。やっぱり、あの長い柄の箒は女性にはキツイのか柄がほとんどない竹箒を使っていた。いろいろ聞きたくて近寄りかけるとサッと場所を変えたり、避ける素振りなので、残念ながら今だお近づきになれないでいる。 

                                                                 *

掃除人さんたちが掃き集めた枯葉や小枝は森や山に戻され、腐葉土になって木に滋養を与えている。 おかげで、参道のスギの木もこれこの通り大きくなった。手をつなぐばあちゃんとじいちゃんの裏側にも二人の連れが手をいっぱいに拡げているが、「おっきすぎて手が届かんわ」とばあちゃん、びっくり。スギは何百歳かの高齢だがまだまだ元気だ。 伊勢神宮はおもしろい。じいちゃんもばあちゃんもお元気で! 

17-CIMG2810.jpg   
 

   

 

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mimosusor

Author:mimosusor
伊勢に生まれながら小さいときから都会大好き。中学校を終えると、ひとりで大阪の学校へ進み、その後は東京で就職。しかし、日本最大の都会にも物足らず、世界の大都会ニューヨークへ。あぁ、ここぞ探していたわが棲み処、もう動くまいと感涙にむせびながら腰を下ろしてから十余年。

仕事で一時帰国していたとき帰郷したのが事の始まりというか終わりというか、「ニューヨークへ帰るの、やめた。伊勢に住む!」となりにけり。

そのわけ?なんたって伊勢神宮ですよ。何十年ぶりかで訪れた伊勢神宮をひとめ見るや打ちのめされてしまったのです。なにが、なにに、なにしたのか。その顛末はブログをどうぞ。

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