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[C10] Re: はじめまして

> 管理人様。はじめまして。鶏が好きで神鶏の記事からこちらに辿り着いたのですが、他の記事も大変興味深く拝読させて戴きました。私は生まれも育ちもお江戸ですが父方の祖父は伊勢出身、そのためか家は神道です。身内にも神職がおります。
> 私自身は中学の修学旅行(カトリック系の学校だったんですが)で、初めて伊勢神宮参拝を致しました。伊勢という場所が初めてなのに、懐かしく、自分の血に流れるものを感じました。二度目は下の子供がお腹にいる時かれこれ十数年前ですが、最初の時にはよくわからなかった凄いパワーを感じることが出来ました。こんな素敵な伊勢に住んでいらっしゃる管理人様が羨ましいです。
> これからも素敵な記事を載せて下さいませ。

どりぽんさん
メールをありがとうございました。ここ2週間ほど忙しくて、サイトの最新ストーリーUPもできずトップに広告を抱いたまま。そんなこんなでご返事遅れました。もうひとつも届いてますのでご安心ください。
そうなんです、伊勢神宮にいると「世のなか悪いことなど起こらない」という気分になれるがなにより。ちょっととっつきにくい神道でしたが親しんでみると教義などなく、それでいてなるほどとうなずけます。
これから年末。神宮のお正月は10月の神嘗祭なので年末年始に格別のおまつりはありませんが、大晦日には神職さん揃っての「大祓い」が五十鈴川前で行われ、夕方には大きな焚き火に点火。わが罪、穢れを落として新しい年を迎える…そんな清々しい気持ちになれます。
来週後半までには新しい記事をUPするつもりですので、またお読みください。ちょっと早いですが、よいお年を!そして来年もよろしくお願いします。
Mimosusor
  • 2010-12-06 11:33
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33. 神嘗祭

18-IMG_6115.jpg 

10月15日夜10時、前夜から館にこもって身心を清めた神職さんたちが祭主を先頭に、足許を照らすほのかな明かりをたよりに暗闇の中を祭場へ進んで行く。暗い森にザックザックという浅沓の音だけが深く静かに、響き渡る。伊勢神宮最大のまつり、神嘗祭(かんなめさい)の始まりだ。

天照大神が孫のニニギノ命を地上に送られたとき、三種の神器に添えて高天原で育てた稲の籾種を託した。その籾種はやがて地上で芽生え、ここに稲作中心の日本の生活文化が始まったと伝えられる。それ以来、神宮では初穂が実るとまずは大神に捧げて、ありがとうございます、お蔭で今年も無事収穫ができましたと報告し、来年もどうぞよろしくお願いしますと祈願してきた。これが神嘗祭である。神宮の一年の祭りは神嘗祭で終わり、神嘗祭で始まる。そのため、伊勢のひとびとはこの日を、「神宮さんのお正月」と呼んでめでたさを分かち合う。

当日、正宮前の祭場には天皇が皇居でつくられた初穂が供えられ、薄明かりの下で新米のご飯やお餅にお酒、畑や海の幸たっぷりのご馳走を神々に差し上げる。真夜中になると、幾久しい国の繁栄と国民の平安をお願いする大宮司の祝詞の調べが静に流れる。祝詞が終わると神楽歌が奏でられ、2献、3献と神酒が供えられる――映像で見るしかない神秘の世界だ。この場に立ち会えたらどんなか、想像するだけでゾクゾクしてくる。

今年、幸いにもそのゾクゾク感の片鱗を味わうことができた。

18-IMG_5632.jpg 

夜のまつりを終えた翌日の正午、天皇陛下からの織布の奉納品を献上するために、天皇の勅使を先頭に神職一同がご本殿へ参進される。

参道脇で待つこと30分余り。通行が止められて今までの賑わいがパタリと消えると、太鼓の音が遠くに聞こえた。参進の始まりだ。ややあって、ザックザックザック…玉砂利を踏みしめる浅沓の小さな音が聞こえたきた。その音が段々大きくなって、大杉の間に勅使の鮮やかな装束が見えてきた。白装束の長い列がそれに続く。ザック
ザックザック…足音が大きくなって、緊張した面持ちのご一行が曲がり角に立つワタシに向かって一直線に進んで来た!ゾクッと背筋が凍った。ザックザックザック… 行列はワタシの目の前を曲がって進み、やがて石段へと消えた。 ワタシはうっとり、呆け頭と心で後ろ姿を眺めていた。

帰り道。偶然、まつりを終えた一行に遭遇した。 またもワタシは曲がり角にある老木の下にいたので、行列が森を抜けて一直線にワタシの方へ向かって来るようなあの高揚感を味わわせてもらうことができた。ワタシの前を神職さんたちはザックザックと去った。

18-IMG_6107.jpg  

 
足音が遠ざかると参道は一気に近代日本へと戻った。この日の参拝者はひときわ多く、拝所への石段はぎっしりの人で埋まり、下には長い行列ができていた。いえなに、神嘗祭のためではありません。長く続いた雨が上がり、絶好の秋の行楽日和だったからでしょう。若いひとたちは神職さんの行列に、「カッコイイ、ラッキー!」と喜び、携帯電話のカメラを向けていた。

18-IMG_5782.jpg  

今年は酷暑の影響で稲が充分に育たず、新米の質が低下し“2等米”が増えたと発表された。それでなくても在庫がだぶついている米余り状況はますます深刻化しそうだ。米農家の環境は一層厳しくなり、米づくりを止める農家も増えるだろう。

今日はハロウィーン。パン屋さんに行列をつくる若い人たちは神嘗祭は知らずとも、かぼちゃレシピのハロウィーン・パーティーを楽しむ。あぁ、神々の、Trick or Treat が怖ろしい。







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[C10] Re: はじめまして

> 管理人様。はじめまして。鶏が好きで神鶏の記事からこちらに辿り着いたのですが、他の記事も大変興味深く拝読させて戴きました。私は生まれも育ちもお江戸ですが父方の祖父は伊勢出身、そのためか家は神道です。身内にも神職がおります。
> 私自身は中学の修学旅行(カトリック系の学校だったんですが)で、初めて伊勢神宮参拝を致しました。伊勢という場所が初めてなのに、懐かしく、自分の血に流れるものを感じました。二度目は下の子供がお腹にいる時かれこれ十数年前ですが、最初の時にはよくわからなかった凄いパワーを感じることが出来ました。こんな素敵な伊勢に住んでいらっしゃる管理人様が羨ましいです。
> これからも素敵な記事を載せて下さいませ。

どりぽんさん
メールをありがとうございました。ここ2週間ほど忙しくて、サイトの最新ストーリーUPもできずトップに広告を抱いたまま。そんなこんなでご返事遅れました。もうひとつも届いてますのでご安心ください。
そうなんです、伊勢神宮にいると「世のなか悪いことなど起こらない」という気分になれるがなにより。ちょっととっつきにくい神道でしたが親しんでみると教義などなく、それでいてなるほどとうなずけます。
これから年末。神宮のお正月は10月の神嘗祭なので年末年始に格別のおまつりはありませんが、大晦日には神職さん揃っての「大祓い」が五十鈴川前で行われ、夕方には大きな焚き火に点火。わが罪、穢れを落として新しい年を迎える…そんな清々しい気持ちになれます。
来週後半までには新しい記事をUPするつもりですので、またお読みください。ちょっと早いですが、よいお年を!そして来年もよろしくお願いします。
Mimosusor
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Author:mimosusor
伊勢に生まれながら小さいときから都会大好き。中学校を終えると、ひとりで大阪の学校へ進み、その後は東京で就職。しかし、日本最大の都会にも物足らず、世界の大都会ニューヨークへ。あぁ、ここぞ探していたわが棲み処、もう動くまいと感涙にむせびながら腰を下ろしてから十余年。

仕事で一時帰国していたとき帰郷したのが事の始まりというか終わりというか、「ニューヨークへ帰るの、やめた。伊勢に住む!」となりにけり。

そのわけ?なんたって伊勢神宮ですよ。何十年ぶりかで訪れた伊勢神宮をひとめ見るや打ちのめされてしまったのです。なにが、なにに、なにしたのか。その顛末はブログをどうぞ。

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