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39 梅雨の伊勢神宮

  18-IMG_3272.jpg   

梅雨前線が九州から日本列島を北上中だ。しとしとじとじと、梅雨の日々はうっとうしいが、伊勢神宮の森の木々が瑞々しくなるのはありがたい。森の中の神の宮だというのでお参りしたけれどどうもいまひとつ、というお方は空撮写真を開いてみよう。深い森の緑がもこもこみっしり、甲子園球場の1,400倍という広さを埋め尽くし、ほんの狭い一角に神宮の建物が埋もれるように建っているのがわかる。参道を通っただけではこの森の深さを見ることができないのは悔しいが、そこここの木々や石に神さんが潜んでいるような気配を感じることができる。それが最も濃厚になるのが、新緑の5月と水もしたたる6月のl頃だ。

18-IMG_9990.jpg 

深い森の雰囲気を味わいたいという方々にお勧めのコースを紹介しよう。まず五十鈴川の御手洗場でお清めを済ませたら広い参道に出ないで、そのひとつ手前の細い小径(写真上)へ入ってみよう。風日祈宮(かざひのみのみや)に通じる森の中は鳥のさえずりと五十鈴川の流れの音がきこえる別世界。早朝が特に気持ち良い。そこからご本殿へ行き日本の大災害からの復興をお願いし、帰りは荒祭宮(あらまつりのみや)へまわって自分のお願い事をする。その後の表参道へと抜ける森の小径がこれまた雰囲気たっぷり。 秘密の小径を往くようで心が躍る。 

森を抜けると左手にあるのが忌火屋殿(いみびやでん、写真下)だ。「忌」とはあまりありがたくない文字だが神宮用語では「清々しく、神様専用のものというような意味」(矢野憲一「神宮百科事典」)なのだそうだ。忌火とは古式さながらに木と木をこすり合わせて清らかな火を起こすことで、この火を使って神様へのお供え物が調理される。内部を見ることはできないが切妻に二重板垣の造りが清々しい。

18-IMG_1221.jpg

その向かいの大きな屋根つきのオープンスペースが五条殿((写真下)。普段はがらんどうで注連縄がはりめぐらされて白い紙垂が風にはためいているだけだが、雨が降った日のお祓いや遥拝、様々の祭典がここで行われている。 

18-R0021638.jpg 

梅雨が長引くと社の藁屋根は雨を吸い込んでいかにも重そう。四隅からは雨水が滴り、屋根には雑草が生い茂る。藁屋根は栄養がいいのか雑草の伸びも早い。青い苔も屋根や柱を被い始める。初めてそんな様子を見たときは心配になり、近くにいた守衛さんに訴えたりしたが、夏の太陽が照り始めると藁屋根は乾き、雑草は自然枯れ。 草抜きの心配など無用だった。

そんな梅雨時ならではの風景を見られるのもあとわずか。3年後の平成25年になると、神宮のすべての社は建替えられる。20年毎に神さまの社や身の回りの品々すべてを新しくするご遷宮が行われるのだ。白木のぴっかぴか社の梅雨の情景がどんなものか。想像もつかないが、古びた社にしとしと雨が降りかかり、えもいえぬ厳粛な雰囲気漂う梅雨風景がしばらくお預けになることだけは確か。そんな伊勢神宮に出会いたいなら今のうちですよ。そうでなければ20年後になりますぞ。



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mimosusor

Author:mimosusor
伊勢に生まれながら小さいときから都会大好き。中学校を終えると、ひとりで大阪の学校へ進み、その後は東京で就職。しかし、日本最大の都会にも物足らず、世界の大都会ニューヨークへ。あぁ、ここぞ探していたわが棲み処、もう動くまいと感涙にむせびながら腰を下ろしてから十余年。

仕事で一時帰国していたとき帰郷したのが事の始まりというか終わりというか、「ニューヨークへ帰るの、やめた。伊勢に住む!」となりにけり。

そのわけ?なんたって伊勢神宮ですよ。何十年ぶりかで訪れた伊勢神宮をひとめ見るや打ちのめされてしまったのです。なにが、なにに、なにしたのか。その顛末はブログをどうぞ。

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