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32. 龍神伝説

   伊勢・松尾観音寺の手水舎 伊勢神宮の図書館、神宮文庫前のくねくねと曲がる細い坂を進んでいくと、龍神様で知られる「松尾の観音さん」が見えてくる。正式名は龍池山・松尾観音寺。奈良時代はじめの712年に、伊勢参宮にやってきた当時の高僧「行基」がここに雌雄の龍が棲むと伝わる池があることを知り、そのほとりで自ら観音様を刻んで寺を創建した。 それ以来、本山も末寺も檀家も持たず、どの宗派にも属さず、...

31. 収穫に感謝

                猛暑が続くが暦は9月。そろそろ伊勢神宮の田圃の収穫が始まる頃だ。今年はいつからか、知り合いの神職さんに聞いてみよう。そう思いながらテレビをつけたら、「伊勢神宮の、新米を刈り取る儀式「抜穂祭」(ぬいほさい)が本日、神宮神田で行われました」ですと?! 大宮司を先頭にした神職さんの列が畦道を進む。豊かな実りに感謝する祝詞が奏...

30. 阿漕が浦ぞ

          陽が傾きかけた午後三時、板塀の奥で伊勢神宮の神々の夕食が始まる お能の「阿漕」(あこぎ)は伊勢参宮にやってきた旅人が伊勢国へたどりついたところから始まる。釣竿をもった老人がやってきたのでここはどこかと尋ねると阿漕が浦と教えられる。「伊勢の海、阿漕が浦に引く網も度重なれば顕れにけり」、古歌が口をついて出た。すると老人が「こうも詠まれし」と別の歌を返してくれ、阿漕が浦の謂れを語って...

28. 塩の道

                                       荒塩を焼き固める御塩殿 6月の晴れた日、伊勢神宮の塩をつくっている御塩浜と御塩殿神社を見るために二見へ出かけた。 「その先の国道を右へまっすぐ進むと川に突き当たりますから、そこを右折して堤沿い...

27. はえゃ~はえ

     5月5日、猿田彦神社の裏手にある小さい神田でお田植祭が行われた。空は真っ青、後ろの山にはあふれんばかりの新緑、畦の藤棚には薄紫の花が咲きこぼれ、鮮やかな菖蒲の花が泥田に映える。そこに緋色や紺青色の古式の衣装に身を包んだ神職さんが緋色袴の巫女さんや早苗をもった稚児姿の少女たちを従えて現れるとまるで絵巻物を見るようだった。真っ黒に日焼けした田植え人たちもやや緊張した面持ちで連...

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プロフィール

mimosusor

Author:mimosusor
伊勢に生まれながら小さいときから都会大好き。中学校を終えると、ひとりで大阪の学校へ進み、その後は東京で就職。しかし、日本最大の都会にも物足らず、世界の大都会ニューヨークへ。あぁ、ここぞ探していたわが棲み処、もう動くまいと感涙にむせびながら腰を下ろしてから十余年。

仕事で一時帰国していたとき帰郷したのが事の始まりというか終わりというか、「ニューヨークへ帰るの、やめた。伊勢に住む!」となりにけり。

そのわけ?なんたって伊勢神宮ですよ。何十年ぶりかで訪れた伊勢神宮をひとめ見るや打ちのめされてしまったのです。なにが、なにに、なにしたのか。その顛末はブログをどうぞ。

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